2009年の冬、母が交通事故に遭いました。
自転車 VS 車です。
過失割合は 母 10 : 車 90
今年の2月、やっと決着がつきました。
事故発生から1年以上経ってますが、恐らくこのくらいは普通です。並。
解決までもっと時間がかかるケースも多々あるそうです。
うちの母は善人ですが、ポヤーンとしております。
母は精神的にも肉体的にもダメージを受けていましたし、前述のようにポヤーンとしておりますから
交渉ごとを少しだけ手伝いました。
主な交渉相手は保険屋さんだったり病院の先生だったりです。
それはそれでほんと勉強になったんですが、いーーーーーーーや。もう。
ちょっと荒みました。
世間の荒波に少しだけ揉まれた感じです。
右脳が衰え左脳が発達したかもしれない。
感情に訴えるポヤーンな母と、なんとか慰謝料を安くすまそうとする保険屋さんと
できれば面倒を回避したいお医者さんとの間であやうくハゲるところですよ。
ハゲなかったですが白髪増量。
もともと若白髪もちだったんですが今回の件で100本以上増えたね。
しまった慰謝料に白髪染めの代金上乗せするべきだったか。
無理だ。
判例も調べたりしたんですが、判例は酷い内容で読んでられないのも多かったです。読んだけど。
もちろん関係者で一番ダメージでかかったのは母です。
軽いですが後遺症も残ってますし、なにぶん揉め事なので人間 対 人間の、色々なアレなソレもあるわけです。
でも結局「金で解決」が一番早く、また穏便な解決方法だなと思いました。
加害者が良い人だったらまだ救われたんでしょうが、この加害者はただの一度も謝った事がないので
まあそういう人だったんだと思います。
謝らない事情は色々あるんでしょうが(保険屋さんに止められてるとも考えられる)
人としては終わってる気がします。
母は相手の誠意を求めていましたが、そういう加害者相手に誠意を求めるのは難しいのです。
しかし慰謝料は今しか取れません。
取れる時に取っておかないと、後遺症で苦しんだときに後悔します。
なので私は、かなり割り切って行動したつもりでした。
誠意=金と割り切るというか。
が、これが難しい。
身内が轢かれて冷静でいるのは難しいです。
でも冷静じゃないと交渉ごとは上手く進まないと思います。
また相手の保険屋さんはプロで私たちは素人です。
母が感情に訴えると「そうですよね、皆さんそうおっしゃいます;」と、さもすまなそう言いますが
慰謝料や行動に誠意が無いのには笑わせてもらいました。
さすが場数踏んでるわ。
まあ保険屋さんはそう言う仕事なのでキレても仕方ないよ…。
と、母に言い聞かせましたが、私の脳内では銃が乱射されており、
保険屋さんの身体は穴だらけになってました。
もう血まみれ。
そこへトラックが突っ込み、保険屋は彼方へ飛び、キラッと光って星になった。
完。
妄想くらい垂れ流しても許されると思います。
しかし母は被害者なので当然ですが冷静でなんかいられません。
自分でも冷静でいよう!と、してたみたいですが、そんなのは誰にだって難しい事です。
都庁の無料相談に行ったとき、母は泣き出してしまいました。
担当さんが聞き上手で良い人だったせいもあったんだと思いますが、情けないのと悔しいのが一気に噴出したんだと思います。
今後の治療費や、母が受けた肉体的精神的ダメージを考えると、支払ってもらった金額はまだ安いな!
と、私は思っていますが、ひとまず決着はついたし、母は満足してたみたいなので良しとします。
そんなこんなでちょっと荒みましたが、時と友達のぷっちが癒してくれるでしょう。
おわり。